
2025 8.08
昨年ペットボトルキャップを回収業者へ送ってから約1年半が経過し、先日、またキャップを送ることができました。
今回集まったキャップは約 1,118 個、重さ 2.6 kg で、26円が「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」に寄付されます。
ここまでお読みいただいた方は、26円という金額にどのような印象を持たれましたか。
近年の物価高の状況では、駄菓子を1、2個買えるくらいの金額でしょうか。
世界ではワクチンがあれば予防できる感染症で、20秒に1人の子どもが命を落としています。26円あれば、BCG(結核)ワクチンを約3.7人が接種できます。
日本にいると考え難いことですが、ワクチン自体はとても安価なものなのに、それさえも手に入らない国があります。
この活動を通して、たまたま日本に生まれた私たちは、とても恵まれていると気づかされました。
効率のいい活動ではないかもしれませんが、プラスチックを生業にしている当社だからこそ、「つくる責任、つかう責任」を意識して日々取り組んでいます。
同じペットボトルでも、ゴミ箱に放り込んでしまえばただのゴミですが、キャップを外して回収BOXに入れれば誰かを救うワクチンになります。
社内での活動を通じて、世界のことに思いを馳せる人が1人でも増えたなら、それだけでとても意義のある活動だと思うのです。